私がiPhone 11を使い続ける理由
最新のiPhoneは年々進化を遂げ、カメラ性能や処理速度、AI機能など魅力的な要素が詰め込まれています。しかし私は今でも、2019年発売のiPhone 11を使い続けています。先日「バッテリーの劣化が著しい」という表示が出たため一瞬買い替えを検討しましたが、結局は正規代理店(カメラのキタムラ)でバッテリー交換を行い、費用は1万円ちょっとで済みました。最新モデルが20万円前後することを考えると、この選択は非常に合理的だと感じています。
今回は、なぜ私がiPhone 11を使い続けるのか、その理由を2つの観点から整理してみたいと思います。
1. スマホに多機能は求めない
私は日常生活の中で、なるべくスマートフォンの画面を眺める時間を減らしたいと考えています。通知が来れば確認はしますが、長時間操作するような作業は基本的にiPadで行います。小さな画面で長時間過ごすのは目にも負担が大きく、気づけば時間を浪費してしまうからです。
そもそもスマートフォンの本質は「直感的に使える便利な道具」であるはずです。最新機能を駆使して複雑な操作をするよりも、必要なときにメールやLINE、電話といった基本的なコミュニケーション手段が問題なく使えれば十分だと感じています。日常の快適さは、最新スペックよりも「スマホに縛られすぎない生活習慣」から生まれると考えているのです。
2. 経済的な判断
最新のiPhoneは確かに魅力的ですが、価格は年々高騰しています。20万円近い投資をしてまで必要なのかと考えると、私にとっては「答えはNO」でした。私の用途は電話・メール・SNS程度であり、重いゲームや高度な動画編集をiPhoneで行うことはありません。そのため、iPhone 11の性能でもまったく問題がないのです。
唯一気になる点といえば、最新の「Apple Intelligence」に非対応であること。たとえば音声メモの文字起こし機能などは制限があります。しかし、単純な音声認識は現状でも利用できますし、生成AIであるChatGPTはクラウドベースで動作するため、端末の世代による制約はほとんどありません。むしろこうしたクラウドサービスの進化によって、デバイス性能への依存度は年々下がっていると感じています。
それでも気になる新モデル
正直に言えば、折りたたみスマホ「Galaxy Z Fold」シリーズや、まもなく発表される新型iPhoneも気になっています。しかし「今のiPhone 11に不満があるか」と問われれば、答えはほとんどありません。バッテリーを交換したことで使用感は改善され、動作も安定しています。
スマートフォンは「買い替えのタイミングを自分で決められる」数少ないデバイスです。まだ十分に使えるのであれば、無理に最新モデルへ飛びつく必要はないのではないでしょうか。むしろ、浮いたお金を家族との時間や趣味に使った方が、生活の満足度は上がると私は考えています。
まとめ
私がiPhone 11を使い続ける理由は大きく分けて次の2点です。
- スマホに多機能は求めず、基本的な用途で十分だから
- バッテリー交換でコストを抑え、経済的に合理的だから
新しいモデルに心惹かれる瞬間はあっても、「必要十分」という基準で考えればiPhone 11はまだまだ現役です。もしあなたの手元のスマホが少し古くても、バッテリー交換で延命し、必要な機能を冷静に見極めてみてはいかがでしょうか。